■「どこが『自由』『民主』党なのか」
2013年12月6日の「朝ズバッ!」には、法案成立に「賛成」するのは中谷副幹事長ひとりで、
野党幹部は先を争って与党を批判する。番組側コメンテーターの与良正男氏(毎日新聞論説副
委員長)はもとよりバリバリの反対派、龍崎孝氏(TBS政治部長)がある程度中立的な立場を
取ろうとしているのを除けば、議論は中谷副幹事長への「集中砲火」の様相を見せた。
「世論の盛り上がり」も、国会前でのデモの映像とともに繰り返し言及される。日替わりの
「アンカー」役を務めた水道橋さんは特に辛らつで、 「(法案の強制採決に)どこが『自由』
『民主』党なんだと思いましたね」「これだけ民意が反対の方向に盛り上がっているときに、
ここまで強行するってのは……本当にこう、国民を舐めてるのかなあ」とボヤキが止まらない。
■「ここで賛成してるのは中谷さんだけじゃないですか!」
そんなスタジオで中谷副幹事長は、「サイレントマジョリティーは支持している」「審議が
不十分だというが、このままではエンドレス」などと終始繰り返す。
しかし水道橋さんは、「『エンドレスですよ』って、『エンド』だって決めてるのは中谷さん
だけじゃないですか。それをなぜ今日……(成立が)今日ですよ。(反対論を)なぜこうはねの
ける、今(スタジオは)全員一致ですよ!」と険しい表情で食い下がった。しかし中谷副幹事長
は短く「そうですか」と応じたのみで、両者の間に議論が成立することはないまま番組は終了した。
返信する